蛭子さんのわがままだって!
13日に放送されたテレビ東京「太川蛭子の旅バラ」(水曜後6・55)が、次回12月25日の放送で終了となることがわかった。
13日の番組の最後に俳優の太川陽介(60)と漫画家の蛭子能収(72)が発表したもの。太川が理由として「この人(蛭子)のわがまま」と笑いながら語ると、蛭子も「歩くのだけはね、涙がポロポロ…」と、体力の限界であったことを明かした。
同番組は2007年から2017年まで放送され人気を博した「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を基に、2019年4月には週イチのレギュラー化。俳優の太川陽介(60)と蛭子の名コンビが旅先でドタバタ劇を繰り広げた。
ただ、蛭子は70歳を超えていたため、当初の“路線バスのみを使う”ルールを適用しての収録は厳しくなり、レギュラー化にあたってはタクシー利用をするなど負担を軽減できるように大きなルール変更をしていた。
番組を制作するテレビ東京は「これから迎える冬の時期と体力面から歩くことが困難との判断となり、12月をもって、この2人でのバス旅は最後となりました」との見解を発表。視聴者の蛭子人気は高かっただけに、苦渋の決断となった。最終回となる12月25日は2時間半スペシャルとして放送される。
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聖地って、やっぱり大切だよね! どっちの物って困るよね!
【ニューデリー時事】インド最高裁は9日、多数派ヒンズー教徒と少数派イスラム教徒の対立激化の一因となってきた北部アヨディヤの宗教施設の土地をめぐる訴訟で、イスラム教徒に代わりの土地を与えるよう命じ、ヒンズー教徒側勝訴の判決を言い渡した。
ヒンズー至上主義を掲げるモディ首相は2014年の総選挙で、聖地とされるこの土地にヒンズー教寺院を建設すると公約していた。
イスラム教徒の反発は必至だ。02年にはこの問題に関連し、ヒンズー教徒の乗った列車が放火され、55人が死亡する事件が起き、全国的な対立に発展した。今回も衝突が懸念されている。
問題の土地は、ヒンズー教のラーマ神の生誕地とされる。16世紀に当時のムガール帝国の下で建てられたモスク(イスラム礼拝所)が1992年にヒンズー過激派に破壊されたことをきっかけにインド各地で暴動が起き、約2000人が死亡した。
最高裁は判決で「(92年の)モスクの破壊は違法だ」と批判。一方、土地の所有権はヒンズー教徒側にあると認定し、土地は政府が新たに寺院を建てるための信託機関に譲渡されると判断した。イスラム教徒にはモスク建設のための代替地が与えられる。
モディ首相はツイッターに「意見の相違について表明する十分な時間と機会が与えられた。判決は国民の司法への信頼をさらに高めるだろう」と投稿し、判決を評価した。一方で「平和的共存を目指すインド人固有」の姿勢を示し、平静を保つよう国民に呼び掛けた。首都ニューデリーなどの公立学校は9日、混乱に巻き込まれることを避けるため休校となった。